袋帯の手先とたれ先の見分け方
加藤咲季です。
明日、講師養成講座の大阪レッスンがあるので
今日から前乗りで大阪に上陸しています。
大阪に来ていつも戸惑うのが
エスカレーターですね。
東京は左側の人が止まって
急ぎの人は右側を通りますが、
大阪は逆ですもんね。
癖で左側に行こうとして
いつも直前で気づいて焦ってます。
海外だと、エスカレーターは止まって乗るもので、
急いでいる人は階段を使うのが普通なんですよね。
日本もそうなったら良いんですけどね〜。
片側を歩かれるとちょっと危ないですもんね。
着物を着てても容赦なくどつかれますから。
「エスカレーターは止まって乗ろう運動」
みたいなのをやっている時期もありましたが、
なかなか浸透しないですね。
さて、謎のエスカレーター話はこれくらいにして、
今日も、いただいた質問に回答していきます!
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全通の袋帯を作りました。作ってから2年以上経ち、初めて使おうと思ったところ…
手先とたれ先が見分けがつきません。
全通なので、柄でも見分けがつかず、オランダ線も、界切り線も見あたりません。
柄に上下もありません。どうやって見つければいいでしょうか。私の中では高価でしたので、もし、間違えてたれ先に折り目がついてしまったら、と思って怖いです。
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ありがとうございます!
全通、柄の上下、オランダ線、界切線でも見分けがつかない…
なかなか手強そうですね。笑
ではまず、柄をもう一度よく見てみてください。
柄のデザインは、右か左、
どちらかに寄っていませんか?
”お太鼓の右側に主な柄があって左側はシンプル”
みたいなデザインの帯ってよくありますよね。
もし、そういうものであれば、
”お太鼓の右側に主な柄があって左側はシンプル”
の向きになるように”て”を決めてください。
つまり、こういう向きです↓
これも当てはまらない場合、
帯の端を両方ともめくってみてください。
界切線が隠れていたり、
メーカーの名前が入っていれば、
そちらが”たれ”になります。
あとは、作家ものの場合、
作家さんのハンコやサインが
どこか端の方に入っているかもしれません。
見えにくいこともあるので、
よく観察してみてくださいね。
もうここまで来てもわからない場合は、
製造メーカーさんにしか
わからないということになります。
その場合、好きな方を”て”にしていただければ大丈夫ですよ。
眠らせておくのは宝の持ち腐れなので、
ぜひどんどん活躍させてあげてくださいね^^
追伸:
以前、着物に合うメガネについてお話ししたのですが、
それについて
「丸いふちの眼鏡が似合わない、と言われておりましたが、お待ち下さい!それは違います(泣)
眼鏡のフレームも、ブランド、カラー、太さ、それ等により丸ぶち眼鏡でも「オシャレ」「ハイセンス」に着物と相性バッチリの物が沢山あるのです🎶
見たらきっとなるほど!と思われますよ🎶」
とのコメントがありました。
私がメルマガでお伝えしたのは、
「丸いフチのメガネは着物に合わない」ということではなく、
「私の顔に似合わないんですよね」ということです。
おっしゃる通り、
着物との相性は良いと思うので、
丸いフチのメガネが似合う方は
着物の時にもつけられると良いと思いますよ^^