「熨斗目模様」と「熨斗目」の違い、わかりますか?
加藤咲季です。
今日は、「模様」について新しい発見というか、
知らなかったことを見つけたので
皆さんにもシェアしたいと思います。
今日、美しいキモノの2021年秋号をパラパラと読んでて、
28ページに吉田羊さんの美しい写真が載ってたんですね。
(持っている方は見てみてください。)
そのページで着ている着物は
「熨斗目(のしめ)の織り絵羽」と書いてありました。
こちらの公式インスタの動画にも出てきます↓
https://www.instagram.com/p/CTDpTBcB-yl/?utm_medium=copy_link
そこで私、「ん?」と思ったんです。
私の中で、”熨斗目”といえば、
振袖とかでよく使われる
あの模様だったので。
そう、あの、
貝のアワビを熨して乾燥させた熨斗を束ねた模様です。
でも、吉田羊さんが着ている着物は
明らかに違う…。
ということで調べてみました。
結論から言うと、
アワビの方の豪華な柄は
「熨斗目模様」で
吉田羊さんが着ているのは
「熨斗目」なんだそうです。
「熨斗目模様」は模様で、
「熨斗目」は着物の柄置き様式の1つ。
ざっくり言うと
着物の形にした時に
肩と胸元、裾に大きな横段が来る形です。
kimono. marutoyaさんのインスタに
わかりやすいのが載ってましたので
引用させていただきます↓
https://www.instagram.com/p/CFOCJjXgS8K/?utm_medium=copy_link
元は、武士が着ていた小袖の柄で、
室町時代に始まったと言われています。
能や狂言の世界では
男性の柄として扱われるようですが、
現在では女性の着物にも用いられます。
そういえば、こういった柄ゆきの着物って見かけるけど、
それが何ていう名前かなんて考えなかったですね。
や〜、勉強不足でお恥ずかしいですが、
知れてよかったです。
熨斗目模様と熨斗目。
似たような名前だけど
全くの別物なんですね。
追伸:
私は結構いろんなことを素直に受け入れてしまうタイプで
あまり疑問に思わないんですよ。
だから、勉強はできるけど
あんまり身にならないです。
すぐ忘れますしね。
でも今回は、
「ん?」と疑問に思ったことで知識が広がりました。
疑問に思って、調べて、
ここでアウトプットまでしたので、
多分忘れないと思います。(たぶん。。)
疑問に思うって、大事ですよね。
今後はもっと色々思考しながら生きていきます。
今気づけてよかった。