足袋が見えてますけど大丈夫ですか?

加藤咲季です。

 

今日の東京は雨が降って

一段と寒くなりました。

 

着物はとにかく

「首」がつく場所が冷えるので

そこを温めるように意識してくださいね。

 

「首」がつくところというのは、

首、手首、足首のことです。

 

首にはマフラー

手首には手袋(アームウォーマーもおすすめ)

足首は足袋インナーをプラス

こんな感じで防寒すると暖かいですよ。

 

着物は、お腹が絶対に冷えない優れものです。

 

穴さえふさげば

下手なダウンとかよりも

暖かく過ごせますよ^^

 

 

さて、今日はいただいたご質問に

回答していきます。

 

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

着物を着る時に、裾は床ギリギリと言われてますが、街を歩いている方で、結構足袋がたくさん見えている方がいます。

これは着物を汚さないように短く着ているのでしょうか。

あるいは、羽織ものの下で何かしているのでしょうか?

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

 

メッセージありがとうございます!

 

まず、前提として、

裾の長さは

様々な事情によって変わるんですよね。

 

例えば、

フォーマルシーンでの着付けであれば

できるだけ床スレスレに設定します。

 

でも、普段着の場合は

あまり長すぎると動きにくいため

少し短めに着る人もいますね。

 

特に、紬や木綿などの

素朴な感じの着物の場合、

裾が床スレスレだと

むしろちょっとおかしい感じがします。

 

紬や木綿特有のカジュアル感と言いますか、

軽快な感じが活かせてない

着付けになってしまいますね。

 

 

他にも、

飲食店などで着物を着ている人は

動きやすいように結構短めにしますし、

 

茶道のお稽古なんかでも、

立つときに裾を踏んでは危ないので

短めに着付けます。

 

雨の日だから、

できるだけ汚さないよう

短めにすることもあれば、

 

着物のサイズが小さくて

おはしょりを出すために

裾を短めにしていることもあります。

 

 

「裾の長さは床スレスレ」

とだけしか教えてもらっていない方は多いのですが、

様々な事情で裾の長さは変わるんですよ。

 

ただ、裾を短くするにも限度があります。

 

基準としては、

かかとのふくらみが全部見えてるのは

短すぎです。

(飲食関係の人はこれくらいに設定してることが多いですけど)

 

もし、質問者さんが見たのが

その基準よりも短いのであれば

おそらくまだ着付けに慣れていない

人だったんじゃないかなと思いますね。

 

そこは温かい目で見守りましょ^^

 

 

また、

念のためお伝えしておきますが、

歩いてるシーンであれば

誰でも足袋は丸見えになりますよ。

 

歩いてるんだから、

生地が引っ張られて

足袋が見えます。

 

これの2枚目を見ればわかるかと思います↓

https://www.instagram.com/p/CXLgTa0v81V/?utm_source=ig_web_copy_link

(私のインスタに飛びます)

 

裾ひとつとっても

いろんな事情があって面白いですよね!

 

着付けはTPOによっても

人によっても違う。

 

着るだけなら簡単だけど

極めると奥が深い。

 

面白い世界です。

 

 

追伸:

すらっと着物を着こなす

『咲季式スレンダー着付け術』

無料公開中!

 

今すぐLINE友だち登録