最近あった2つの気づきをシェアします

加藤咲季です。

 

最近、ちょっとした気づきが2つあったので

シェアしたいなと思います。

 

 

1つ目は、

長距離移動は浴衣がめちゃ楽だな

ということです。

 

 

私は月2回ペースで大阪に出張、

時によってはもう一つ

別の都市に行くこともあります。

 

新幹線での長距離移動が多いんですよね。

 

 

いつもはお太鼓を締めて

普通に座席に寄りかかっています。

 

移動中もパソコンをしてるので

基本的には問題ないのですが、

疲れて眠くなった時が居心地が悪いんです。

 

まず、

枕のせいで背中が浮くので

頭をシートに預けられないんですよね。

 

それに

しっかり抜いた衣紋が背もたれにあたるのも

気持ちが悪いんです。

 

 

でもこの間

浴衣を着たら全てが解決しました!

 

半幅帯は乗車中だけ

結び目をぐるっと前に回してしまえばOKだし

衿芯を入れてないので

衣紋の心配もない!

 

また、化繊の着物だと

何もしてなくても裾がどんどんはだけて

足が見えそうになるのですが、

今回は木綿の浴衣だったので

全然はだけませんでした。

 

「なんて楽なんだ…!寝れる…!」

と感動しましたね。

 

まぁ、夏限定の話なんですけど。

 

 

ちなみに、

和装で長距離移動をするときは

いつもよりゆったり、ゆるっと着るのが

おすすめです。

 

洋服でも

長距離移動のときは楽なのを選びますよね。

 

それと同じ理由です。

 

 

洋服は、服を変えないといけないですが

和服は、力加減を変えるだけでそれが叶います。

 

面白いですよね。

 

 

さて、もう1つの気づきは全く話が変わります。

 

「裾って、本当にすり切れるんだな〜」

という気づきです。

 

 

仕立てをする時に

身丈(上から下の長さ)を

長めにされることが多い。

 

 

その理由は

 

洗うと身丈が縮みやすいことや、

 

裾がすり切れた時に直せるため、

 

誰かに譲るときなどに

お直しがしやすいようにするため。

 

というのは

もちろん知っていたのですが、

 

「にしてもあんまり身丈が長いと着づらいよね。そんなに長くしなくても良いのでは?」

 

と思っていました。

 

 

畳の上で生活していると

すり切れやすいようですが、

私はフローリングなので

「そんな簡単にすり切れないでしょ」

と余裕をこいていました。

 

 

しかし、

ついに私の着物もすり切れたんです…。

 

袷の着物を洗いに出したところ、

八掛に数カ所穴が開いていました。

 

かかとが当たる部分ですね。

 

 

提案された対処方法は2つで、

1つは裾あげをすること。

 

裾が3cmほど短くなるそうです。

 

もう1つは全部解いて仕立て直すこと。

 

これは料金が結構かかります。

 

 

八掛を変えたければ後者にしたと思いますが、

他は特に問題ありませんでしたので、

裾上げをお願いしました。

(6千円くらいでした)

 

 

「あ、裾って本当にすり切れるんだ。身丈を長くされるのはこういうことか。」

と実感しましたね。

 

知識でわかっていても、

実感できないとなんか反抗したくなるのですが

今回完璧に実感できたのは

私の中では大きい出来事でした。

 

 

ちなみに、今回すり切れたのは

細かい鱗模様の白黒の小紋で、

8年くらい着ています。

 

出番もそれなりに多いですね。

 

どんな帯にも合いますし、

気に入っているので

今後もどんどん着る予定です。

 

 

8年前に買った洋服なんて

1着も持っていませんが、

着物は8年前に買ったものでも

これからも着ようと思える。

 

着物って、サステナブルなんですね。

 

 

追伸:

 

和装で長距離移動をするときは

いつもよりゆったり、ゆるっと着るのが

おすすめです。

 

とお話ししましたが、

ゴムベルトだと力加減の調節は

ほとんどできません。

 

昔ながらの腰紐を使った方が容易にできます。

 

どのくらい緩めたら

どのくらい着崩れるのか

普段から意識しておくと良いですよ。

 

 

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